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病院で医師の指示で働く人を看護師と一括りにして呼びますが、実際には正看護師と准看護師がいます。一般にはその区別はわかりづらいですが、仕事の指示系統や待遇面で大きな差があるのです。このサイトでは、准看護師のキャリアアップ法を伝授していきます。
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現在、医療業界で大きな関心事となっているのが、「准看護師制度廃止」についてです。看護師は、「正看護師」と「准看護師」の2つに分けられます。この「准看護師」は、もともと暫定措置的な意味合いがあったため、その廃止が検討されているのです。しかし、日本では慢性的な人手不足が続いているため、「准看護師制度廃止」が決定した場合、人手不足をどう解消するのかが非常に心配されています。日本医師会も、看護師不足による病院機能のマヒを懸念し、「准看護師廃止」には強く反対していますが、准看護師の学校や養成制度が縮小傾向にあるなか、将来的に廃止になる可能性がないとは言えないでしょう。
廃止になる理由として、「准看護師は経験を積んでも婦長になれない」「医師や看護師の指導の下で働かなければいけない」などの点で、賃金格差の一本化による公平性を高めようとしていることがあげられます。ただ、「准看護師制度廃止」に向けて、准看護師から正看護師への支援が手厚くなることで、キャリアアップの大きなチャンスとも考えられます。そもそも、准看護師と正看護師にそれほど違いはあるのでしょうか?
一般の人は知らないことが多いようですが、准看護師と正看護師の仕事内容には大きな差はないものの、待遇にはいくらかの差があるのです。准看護師は、医師や看護師の指示のもとに仕事を行うという立場なので、給与などの待遇に差が出ます。しかし、同じようにハードな仕事をこなしていることに違いはありません。そのため、給与などの待遇と、仕事のバランスが悪いと考えている准看護師は少なくありません。
では、准看護師から正看護師になるためには、どんな方法があるのでしょうか?
一つは、学校に通うという方法です。全日制であれば2年間、夜間制であれば3年間、学校に通って勉強しなければいけません。准看護師としての仕事を続けながら、通学をして勉強をするのはとても大変なことと思われます。
もう一つの方法は、通信課程です。ただしこれは、10年以上准看護師として勤務した経験がある人が対象となっています。これならば、働きながら自由な時間に勉強をすることが可能です。
この二つの方法しかありませんが、どちらを選んだ場合でも、スキルアップするためにはやはり時間や努力が必要となります。しかし、今がキャリアアップのチャンスであることは間違いありません。待遇改善のためにも、ぜひチャレンジすることを考えてみてください。
通信教育で正看護師へのキャリアアップを目指す場合、ネックとなるのが、その学費です。学費が用意できないからといって、せっかくの決意を諦めることはありません。銀行の教育ローンや病院が提供する奨学金など、いろいろな給付制度が用意されていますので、自分の状況を考えながら、また将来の返済方法などをチェックしながら、適切な給付制度を選択しましょう。
すでに准看護師として働いている人の場合は正看護師へキャリアアップするという道があります。正看護師になると年収もその後のキャリアも変わってきます。正看護師になるためには、看護師専門学校や看護短大で勉強をして看護師国家資格の受験資格を得なければいけません。10年以上准看護師の実務経験がある人は通信教育で受験資格を得ることができます。